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サービスデスクツールの導入状況(2015年)(3/5 ページ)

» 2015年06月09日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

最も重視するポイントは「コスト」「操作性」に続いて「ITIL準拠」が上位に

 次に、「現在利用中のサービスデスクツールを導入する際に重視したポイント」について尋ねた(図3-1)。同率1位は「操作性」「導入コスト」で52.5%、3位は「運用コスト」で37.5%、同率4位は「ITIL準拠」「信頼性・安定性」で30.0%という結果となった(図3-1)。

 また、「最も重視するポイント」においては、上位2項目において変動はなかったが、3位は「ITIL準拠」で15.0%、4位は「信頼性・安定性」で10.0%、同率5位は「カスタマイズのしやすさ」「導入実績・市場シェア」で7.5%と、それぞれ「重視するポイント」における順位に比べ上位にランクインする結果となった。

 「サービスデスクツールの導入予定者」にも同様に尋ねたところ、「重視するポイント」においては、1位は「導入コスト」で55.9%、2位は「運用コスト」で52.5%、3位は「操作性」で50.8%、4位は「サポート体制の充実」で33.9%、5位は「カスタマイズのしやすさ」で28.8%という結果となった(図3-2)。

 変化が見られた点としては、「導入済み」の「重視ポイント」に比べ、「サポート体制の充実」が順位を上げている点だ。ユーザーからの日々の問い合わせや、レスポンス低下の際のアラート対応など、多くの「迅速な対応」が求められる中で「サポート体制の充実」は欠かせない要素となるのだろう。

 最近では、24時間365日のサポート体制をうたったサービスや、従業員の相互サポートにより自己解決を促すサービスも出てきており、「スピード感」のある問題解決が実現できるようになった。

 さらに、「最も重視するポイント」についても尋ねたところ、1位は「導入コスト」で30.5%、2位は「操作性」で16.9%、3位は「ITIL準拠」で15.3%、4位は「運用コスト」で11.9%、同率5位は「サポート体制の充実」「カスタマイズのしやすさ」「信頼性・安定性」で6.8%という結果となった。

重視ポイント(導入済み・導入予定) 図3 重視ポイント(導入済み・導入予定)

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