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IoT時代の企業間競争に勝つために検討すべき10の戦略的選択肢(1/3 ページ)
マイケル・ポーター教授が描いたIoTの未来。接続機能を持つスマート製品は企業間の競争にどのような影響をもたらすのか。
今、世の中ではスマートコネクティッドプロダクツ、すなわち「接続機能を持つスマート製品」が爆発的に普及しつつある。企業はスマート製品から収集されるデータを活用して製品設計から製造、運用、サービスを大きく変化させている。その目的は新たな価値を創造することだ。
こうした現状を背景に2015年、ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授とPTC社長兼CEOのジェームス・へプルマン氏がIoTに関する論文「How Smart、Connected Products Are Transforming Companies」を共同執筆した。その日本語版は2本に分けて「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」に掲載されている。
今回は前編として、その1本目で取り上げられた「接続機能を持つスマート製品が企業間の競争にどのような影響をもたらしているのか」について紹介する。論文の解説を行ったのは、PTCジャパン SLMセグメントセールス/事業開発担当バイスプレジデントのアシャー・ガッバイ氏だ。
接続機能を持つスマート製品の開発には、新たなテクノロジースタックが必要
解説の冒頭、ガッバイ氏は「ポーター教授と米PTCのへプルマンによる今回の論文は、IoTへの取り組みを検討している、あるいは既に進めている数百の企業に対して複数年にわたるインタビューを行い、その調査結果も踏まえて発表されたものだ」と説明。今回の論文が単なる学術的なものではなく、企業のIoTに対するリアルな取り組み状況を反映したものであることを強調した。
その日本語版は「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」の2015年4月号と2016年1月号の2回に分けて掲載され、前編では接続機能を持つスマート製品が企業間競争にもたらす影響、後編では企業内にもたらす影響について説明されている。ここでは前編に対するガッバイ氏の解説をレポートする。
始めにガッバイ氏は接続機能を持つスマート製品の定義について言及し、「スマート化された製品というのは、従来の製品そのものの機構に加えてソフトウェアが組み込まれ、さらにインターネットに接続する機能を持つものだ」と説明した。
また接続機能を持つスマート製品の開発には、全く新しい技術の集合体、つまりテクノロジースタック(=技術インフラ)が必要になるという。
「接続機能を持つスマート製品には通信機能やセキュリティ機能、ID管理機能が必要となる。さらにはこうした技術を自社内で担保するのか、あるいは社外から調達するのかについても、企業は意思決定しなければならない」
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