2016年7月時点で全体利用率は34%、うちクラウドサービスは13%だった会計ソフト市場。40.9%占有率を獲得した1位ベンダーとは? シェア情報を紹介する。
デジタルインファクトの調べによれば、2016年7月時点で、国内事業所における会計ソフトの利用率は34.0%であった。そのうちクラウド型サービスの利用率は13.0%で、2015年11月に実施した前回調査から1.9ポイント増となった。
サービス提供事業者は、大手金融機関との連携や、企業のバックオフィス業務に関連するさまざまなクラウドサービス事業者と連携を進めていて、クラウド型会計ソフトは企業業務に対してより浸透性の高いサービスへと進化し、着実に普及を進めているとみられる。
調査対象の247事業者(個人事業主167、法人企業80)に対するベンダー別の市場占有率を見ると、1位のベンダーが40.9%、2位は25.5%、3位は13.0%、4位は8.5%、5位・6位はいずれも4.0%であった。
当該ソフトを選ぶときに最も重視する点について尋ねたところ、「簡単」が最も高く83.4%、2位は「データの保全性」で56.3%、3位は「動作が速い・安定している」で53.8%、4位は「価格が安い」で52.2%であった。
当該ソフトは、個人事業主や中小企業向けを中心に簡単で手軽なサービスとして普及が進んでいる。今後は、安全・安心を前提とした優れたサービス水準の維持・継続が期待されるとしている。
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