IT担当者300人に聞きました
IT資産管理ツールの導入状況(2016年)/後編(1/3 ページ)
キーマンズネット会員297人を対象にアンケート調査を実施した。IT資産管理ツールを導入しない理由などが明らかになった。
キーマンズネットでは、2016年9月14日~30日にかけて「IT資産管理ツールの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数297件)。
回答者の顔ぶれは、「一般部門で主にユーザーとして利用する立場」が52.5%、「情報システム部門で主に導入・検討や運用に関わる立場」が33.7%、「顧客に販売するベンダー・SIerとしての立場」が13.8%という構成比となった。企業規模別では、1001人以上の大企業が41.1%、101~1000人の中堅企業が42.4%、100人以下の中小企業が16.5%という構成だった。
前編では主に、「IT資産管理ツールの導入状況」や、導入済みおよび導入予定の「IT資産管理ツールのタイプ」「1ライセンス当たりの導入コスト」「IT資産管理ツール導入の目的」をレポートした。
IT資産管理ツールの導入率は3年前と比べて横ばいで、IT資産管理ツールのタイプについては、導入予定の企業でソフトウェアを求める割合が半減し、クラウド(SaaS)やASPを求める割合が大きく増加していること、導入済みに比べて導入予定では、導入目的においてセキュリティ、情報漏えい対策と個人情報保護法対策が大幅に伸張していることなどが明らかになった。
後編では、「管理端末」や「利用する機能」「重視した(する)ポイント」「導入しない理由」を明らかにしていく。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があることをあらかじめご了承いただきたい。
管理したい端末はUSB、タブレット、スマートフォン、OS XのPC(Mac)が大幅増加
最初にIT資産管理ツールを導入済みとした人、導入予定とした人それぞれに、IT資産管理ツールの管理対象となっている端末や機器を聞いた。
導入済みの回答者では「Windows PC(98.0%)」「タブレット(33.1%)」「USBメモリなどの外部記憶媒体(30.5%)」「仮想端末(25.8%)」「スマートフォン(22.5%)」「Mac OS PC(11.3%)」の順(図1-1)、導入予定の回答者では「Windows PC(95.4%)」「タブレット(50.6%)」「USBメモリなどの外部記憶媒体(49.4%)」「スマートフォン(34.5%)」「仮想端末(27.6%)」「Mac OS PC(26.4%)」の順となった(図1-2)。
導入済みと導入予定とを比較すると、「タブレット」が17.5ポイント増、「USBメモリなどの外部記憶媒体」が18.9ポイント増、「スマートフォン」が12.0ポイント増、「Mac OS PC」が15.1ポイント増とそれぞれ大幅に増加している。
導入予定の企業では導入済みの企業に比べて、管理対象の端末を広げたいと考えている傾向が強いことが分かるが、中でも外部記憶端末の管理は、内部からの情報漏えいを防ぐために管理を強化したいと考える企業が増えていることの表れなのではないだろうか。
同様に、IT資産管理ツールで利用中している(する)機能を聞いたところ、IT資産管理ツールを導入済みの回答者は、「ライセンス管理(79.1%)」「インベントリ収集(64.9%)」「資産台帳作成(62.8%)」「ログ収集・監視(47.3%)」「ソフトウェア配布(40.5%)」「クライアント構成維持・管理(40.5%)」の順に上位を占めた。
一方、導入予定の回答者は「ライセンス管理(86.9%)」「資産台帳作成(72.6%)」「クライアント構成維持・管理(53.6%)」「ソフトウェア配布(51.2%)」「ログ収集・監視(47.6%)」「インベントリ収集(44.0%)」「ネットワーク管理(42.9%)」「リース管理(41.7%)」の順に上位を占めた。
導入済みと導入予定とを比較すると、導入予定では「インベントリ収集」が大きく減少している一方で、他の項目は増加または横ばいとなっている。特に、導入済みで下位に並んでいる「ネットワーク管理」「リース管理」「ファイルアクセス制御」「バッチ自動化」「リモートコントロール」の5項目の増加率が大きい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT担当者300人に聞きました
業務課題、注目のITツール……。話題には上るけれど、実際のところはどうなのか。キーマンズネット会員の声で知る、隣のカイシャのIT事情。読者のホンネを紹介します。
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Gemini Notebook」になって何が変わった? NotebookLMからの変更点をおさらい
-
2
Googleの自動化ツール「Workspace Studio」×Gemini、4つの業務効率化アイデア
-
3
そのIT資格、これからも評価されますか? 5年のデータで見る「廃れる資格」「化ける資格」
-
4
7歳からのLinux愛好家が、なぜ今「Windows」に? OSの見方が変わった理由:896th Lap
-
5
ゼロから分かる「Python in Excel」 プログラミング未経験の筆者がデータ分析してみた
-
6
M365 Copilotを配っても「使われない」 でもAI活用が進んだ福島県庁の"逆張り"戦略
-
7
その見積書、ChatGPTに入れて大丈夫? 現場で迷わない「OK/NG」の線引き
-
8
「Gemini 3.8 Flash」の狙いは“賢さ”ではない? 発表から見えた3つのポイント
-
9
AIを入れても会社の仕事は変わらない AIに仕事を任せられない「根本原因」
-
10
ChatGPT「Pro」プランで新規加入を一時停止 GPT-6 Astraの「前例のない」需要で
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー