ではITツールだけを導入すればワークスタイルを変革することができるのだろうか。ネットワンシステムズでは、ワークスタイル変革には「ITツールの導入」「人事制度(文化)の変革」「オフィスファシリティ(ワークスペース)の整備」の3つの要素が必要だと考えている。
そして目指すべきはワークスタイル「改善」ではなく「変革」だということを忘れてはいけない。既存のITツールや人事制度、ファシリティの流用を前提とした場合、どうしても現状の課題を「改善」するという「対症療法」に終わってしまう。将来のあるべき姿を思い描き、新しいITツールや人事制度、ファシリティによって今の働き方を「変革」し、根底から課題を解決するという「原因療法」を目指さなければならない。
次回は、実際の仕事場面から、それに応じたワークスタイル変革を実現する具体的な製品を紹介する。
新山耕司(にいやま こうじ)
ネットワンシステムズ ビジネス推進本部 応用技術部 EUC・SDI開発チーム
10年以上にわたりビデオ会議およびWeb会議製品を中心にコラボレーション製品の提案、構築、評価、検証、技術サポート業務に従事。現在は各コラボレーション製品を組み合わせたソリューションの開発に取り組んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。