瞬時に普及したGoogleドキュメントの「ほかのOfficeスイートとはここが違う」を解説する。その特徴と強みとは?
本連載の第2回「SaaS版とパッケージ版の『Microsoft Office』、比較して分かる4つの違いとは」では、世の中で幅広く普及しているOfficeスイート「Microsoft Office」のパッケージ版とSaaS(Software as a Service)版の違いについて解説した。第3回では、急激に普及してきたグループウェア「G Suite」や、G Suiteに含まれているOfficeスイート「Googleドキュメント」について解説する。
G SuiteはGoogleが提供する有償のグループウェアだ。G Suiteには、以下に示す種類のライセンスがある。
「G Suite Basic」(1アカウント月額600円、以下全て税別)
Googleドキュメントやメールサービス「Gmail」などにビジネスで必要な管理機能やセキュリティ機能を搭載
「G Suite Business」(1アカウント月額1200円)
G Suite Basicの各種機能に加えて、メールやオンラインストレージ「Google ドライブ」を容量無制限で使用可能。監査機能も追加
「G Suite Enterprise」(費用は別途問い合わせ)
G Suite Businessの機能に加えて、Gmail、ドライブのデータ損失防止(DLP機能)や、BigQuery(DWH)によるGmailのログ解析などが利用可能
G Suiteを契約すると、Googleがコンシューマー向けに無償で提供している通常のGoogleサービスと同様のメールサービス「Gmail」やオンラインスケジュールサービス「Google カレンダー」、Google ドライブ、Googleドキュメントを標準サービスとして使える。G Suiteの各サービスは、自社のメールアドレスをユーザーIDとして利用できる。その際、IDに含まれるドメインを利用し、Google ドライブを使ったファイル共有やファイルの閲覧を同じドメインのID同士だけに限定する管理機能を備える。
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