Googleドキュメントは、Microsoft Officeと同様、文章作成ソフトウェアや表計算ソフトウェアなどのサービスをクラウドで提供しているOfficeスイートだ。Googleドキュメントは歴史が古く、Googleが2006年にβ版の提供を開始している。
Googleドキュメントの主なサービスとしては、下記がある。
Googleドキュメントが他のOfficeスイートと違うのは、「クラウド」と「コラボレーション」にある。
Googleドキュメントはクラウドサービスであるため、利用するにはインターネットにつながっている必要がある。ファイルをクラウドに保存することで、Webブラウザを通じてサービスを利用できる。
すなわち、クライアントソフトウェアのインストールが不要で、クライアントPCやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからGoogleドキュメントにアクセスしてファイルを編集できる。まさにマルチデバイスでのワークスタイルを容易に実現できる。
さらにAppleの「iOS」やGoogleの「Android」に無償の専用アプリケーションも提供している。実際、本稿も移動中のすきま時間に「ドキュメント」(文書作成サービス)のスマートフォン向けアプリケーションを使って執筆している。
Googleドキュメントはチームでの利用を考えて作られたOfficeスイートだ。同時に最大50人で1つのファイルを編集できる。ファイルの管理者に指定箇所の編集を提案できる「提案モード」や、ファイルのコメントで読んでもらいたい人をタグ付けできる機能など、複数人で1つのファイルを作成するための工夫が随所になされている。
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