リモートアクセスツール市場はどこまで伸びるのか?
働き方改革への取り組み意向を持つ企業は約8割。人材確保や長時間労働の抑制を狙って、テレワーク環境を構築するツールに注目が集まる。
キーマンズネットの調査によれば、「働き方改革」に既に取り組んでいる企業は全体の約半数で、「ニーズを感じているが未着手」という企業もあわせると、ワークスタイルの改善意向を持つ企業は約8割に達する。また、働きやすい職場を実現することで、優秀な人材の維持や確保を期待する企業も多い。
ミック経済研究所は、働き方改革によって市場が活性化したリモートアクセスサービスおよびDaaS(Desktop as a Service、クラウド型デスクトップ仮想化)の市場動向分析を発表した。同社によれば、人材不足を背景にリモートワークやテレワークへの対応が急速に進んでいる。
リモートアクセスツールが20%以上の成長曲線を描く
リモートアクセスツールは、主に外部からPCを遠隔操作するためのツールを指す。ミック経済研究所によれば、ツール自体は2000年代前半から存在し、サーバやPCの遠隔管理やBCP対策として利用された。しかし、今、働き方改革によって再注目されている。
同社の調査によれば、2017年度のリモートアクセス市場は84億9000万円(対前年比125.7%)だった。2018年度以降も成長が続き、2018年度には104億5000万円(同123.1%)に達する見込みだ。なお、2022年度には242億円規模まで拡大すると予測する。
一方、DaaSは、仮想デスクトップ環境(VDI)をクラウドサービスとして提供するものだ。VDIと比べて短期間で導入でき、初期コストや運用負荷を低減できるものとして期待される。ミック経済研究所では、利用者の増減に柔軟に対応できる点もメリットの1つとして挙げる。
同社の調査によれば、2017年度のDaaS市場は186億8500万円(同121.0%)だった。2018年度は234億5000万円(同125.5%)まで成長し、2022年には485億円まで拡大する見込みだ。
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