国内の携帯電話出荷台数は前年同期比0.9%増の717万台だった。Androidが好調な一方で、iOSが大きくシェアを落とした。
IDC Japanの調査によれば、2018年第2四半期(4〜6月)におけるスマートフォンと従来型携帯電話を合計した出荷台数は、前年同期比0.9%増の717万台だった。従来型携帯電話の出荷はキッズ向け携帯電話(11.5万台)を除くと2期連続で「ゼロ」だった。
スマートフォンのOS別にみるとAndroid系が462万台で前年同期比9.9%増と成長した。一方でiOS系は244万台(同7.9%減)と数字を大きく落とした。iOS系の出荷が250万台を下回ったのは2015年第2四半期以来だ。
ベンダー別のスマートフォン市場シェアは、1位が34.6%でトップを維持したものの前四半期から14.8ポイント減少した。2位は15.0%で「使いやすさ」を打ち出した機種が好調を維持した。3位は12.2%、4位は8.9%、5位は8.5%と続く。従来型携帯電話を含めると5位のベンダーの順位が入れ替わる。しかし、キッズ向け携帯電話もAndroidベースのスマートフォンにシフトしつつある。
SIMフリーモデルの出荷台数は、前年同期比26.9%減の38.3万台だった。2016年第4四半期(10〜12月)をピークに減少傾向が続いている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。