多くの企業で「働き方改革」の取り組みが行われています。残業の削減や在宅勤務の促進といった施策によって勤務時間や場所の制限がなくなり、多様な働き方ができる環境が整ってきました。社員は自身の事情に合わせて仕事ができるようになり、制約からくるストレスの軽減と仕事の効率化を実現していることでしょう。
その反面、柔軟な働き方が浸透すると、職場で社員同士が顔を合わせる時間が以前よりも減り「部下は本当にきちんと仕事をしているのか?」「仕事の進捗状況が把握しにくい」などと、上司が不安を抱えることも増えてきています。
働き方が変われば、職場のマネジメントもそれに適応する必要があります。うまく適応していない職場では何が起こってしまうのでしょうか?
例えばこんなことはありませんか?
一見、働き方改革を取り入れると社員がストレスを軽減しながら仕事ができ、誰もがその恩恵を享受できるように思われます。しかし、実際には働き方改革をはじめたことで上記のような新しい課題に直面するケースも珍しくありません。「組織」として働き方改革を機能させるためには、これまでの職場マネジメントのやり方を変える必要があるのです。
特に子育てや介護をしながら勤務している社員への配慮は大切です。例えば子育てをしながら働く社員の多くは他の社員よりも遅く出社し、早く帰宅する必要があるでしょう。子供の突然の発熱で休まざるを得ないこともあります。そのため、お客さまとのアポイントや遠方への出張などができません。
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