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» 2019年05月16日 08時00分 公開

IT資産管理ツールの導入状況(2019年)/後編(3/3 ページ)

[キーマンズネット]
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ライセンス違反に端末紛失、メール詐欺まで……11.7%の企業が事件に遭遇?

 これまでの調査でIT資産管理ツールの導入の背景には、情報漏えいを未然に抑止したり、漏えい時の対応を早急に行ったりするといった目的があると分かったが、実際にIT資産にまつわる事件が発覚したケースはあるのだろうか。事件の有無について尋ねたところ「ある」が11.7%、「ない」が88.3%という結果となり、全体の約1割の企業が事件に遭遇した経験があると答えた(図3)。「ある」と回答した方を対象に事件の詳細を聞いたところ「ライセンス違反」「セキュリティ違反」「端末紛失」「ビジネスメール詐欺」などが挙げられた。

 ライセンス管理に関しては、「ライセンス無しのソフトウェアを使用していた」という声もあり実際にツールを導入したことで発覚する企業も少なくないようだ。セキュリティ違反については、「従業員が不許可のUSBメモリを使用しようとした」「管理外のIPアドレスを振ろうとした」などの事件が並んだ。端末紛失では文字通り端末を紛失したケースはもちろん「資産登録されていたPCが知らない間に処分されていた。年度末に経理でのチェックで初めて発覚した」といった声も上がり、資産管理台帳を正確に運用することの難しさがうかがえた。

 実際に事件に遭ったケースは全体の“1割”程度であったが、具体的な事例を列挙するとどれも社会的な信用を失ったり賠償金が発生するケースに発展したりする可能性がある。もう一度、自社のIT資産管理について見直すのもよいかもしれない。

図3 IT資産管理における事件発生の有無
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