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» 2022年01月25日 08時00分 公開

毎月2千件の紙請求書を2人で確認……ニチガスの請求書電子化の取り組み

110の部門が毎月受領する2000件請求書の内、4割の電子データ化を成功させ業務改善の成果を上げたニチガスの取り組みとは。

[キーマンズネット]

 関東圏を中心にエネルギー小売り事業を展開し、グループ全体で192万件(2021年9月末時点)を超える顧客を抱える日本瓦斯(以下、ニチガス)。1955年にLPガス事業会社として創業以降、エネルギーの自由化やIT改革に伴い、事業内容を拡大してきた。近年は、ガスメーターにIoT機器を取り付けることで検針業務を効率化しながら精緻な使用データの取得を実現した「スペース蛍」を提供したり、エネルギー事業における営業支援や配送、検診、保安といった基幹業務を一元管理、処理するクラウドシステム「雲の宇宙船」をリリースしたりなど、DX(デジタルトランスフォーメーション)事業にも力を入れる。

 同社はこのほど、社内DXの取り組みの一環として請求書受取の電子化に取り組んだ。その結果、営業部門と本社部門の計110部門が受領する請求書の電子データ化と、月次決算、連結決算の早期化を実現した。

毎月2千件以上の紙の請求書を2人体制で確認

 請求書受取業務の電子化以前、ニチガスでは次のような課題を抱えていた。

 請求書は主に、営業所周辺の店舗など各地域の取引先から届く一般経費やキャンペーンのチラシ代、デザイン代の他、細かいところでは従業員用のウォータサーバ代など、毎月2000件近く発生する。毎月25日締めで26日から末日にかけて各営業所にバラバラに届き、担当者が確認して基幹システムに入力し支払伝票を起票する。その後、上長の承認を経て6カ所の支店に集められ本社に宅配便で届く。その量は段ボール2箱分に及んだという。

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