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事例で解説、PC運用とSaaS管理に追われる"不幸"な情シスを救う「ジョーシス」って?

ContractSは、IT機器とSaaSの統合管理に向けたクラウドサービス「ジョーシス」を導入した。ジョーシスで管理コストを削減し、アカウントの追加・削除漏れが減少した。

» 2022年05月18日 16時00分 公開
[大島広嵩キーマンズネット]

 ネット印刷で知られるラクスルのグループ会社であるジョーシスは2022年5月17日、IT機器とSaaS(Software as a Service)やITデバイスの統合管理に向けた同社のクラウドサービス「ジョーシス」をContractSが導入したと発表した。

50種近くのSaaSを一元管理

 クラウド型契約マネジメントシステムを提供するContractSでは、業務効率向上などを目的に50種近くのSaaSを導入している。上場準備や監査対応に当たって、それらを網羅的に管理できるツールの導入を検討していた。さらに、情報セキュリティ対応やIT機器管理、ソフトウェア管理、社内データベース管理などを進めていく中で、情報資産の全量把握やリスク対応といった課題を抱えていた。ジョーシスの導入は、こうした課題を解決することが目的だ。

コーポレートITのアナログな業務の自動化を実現(出典:ジョーシスHP)

 ContractSはジョーシスの導入を決めた理由として、(1)IT機器に加えてSaaSも管理でき、情報セキュリティにも対応できること、(2)IT機器を購入でき、キッティングのアウトソースも可能なこと、(3)直接雇用していないスタッフも管理できる人事マスターを作成できることを挙げた。

 従来はIT機器とSaaSの管理にスプレッドシートを利用しており、日々の運用や台帳の更新に時間がとられていた。ジョーシスによってPCなどのデバイスとSaaSの管理、運用ライフサイクルを自動化でき、アカウントの追加/削除漏れも減っているという。さらに、体制変更や人員の入退社に関して履歴を残せるため、監査対応で正確性を確保できたという。

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」とシステム連携も

 ジョーシスはSmartHRと協業し、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」とのシステム連携が2022年5月12日から可能となった。SmartHRに蓄積された従業員情報がジョーシスに同期され、ITデバイス管理とSaaSアカウント管理の根幹をなす従業員情報の手早い管理および更新が可能になる。

 さらに、手作業での更新・管理業務に包含されていた退職した従業員のアカウント削除漏れや、シャドーID(IT管理者が把握していないアカウント)の残存といった情報漏えいリスク回避にも寄与する。

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