ウイングアーク1stが「BIツール活用の実態調査」の結果を報告した。データ収集やBIツール活用の課題、導入しない理由などについてまとめた。
ウイングアーク1stは4月24日、「BIツール活用の実態調査」の結果を報告した。経営者や役員、情報システム担当者516人を対象にしたもので、データ収集やBIツール活用の課題、導入しない理由などについてまとめた。
BIツールの導入率は40.3%に上った。「全社導入済み」と回答した企業は20.3%。導入企業の活用状況については「全社的に積極的に活用されている」が34.6%、「一部の部門・担当者が積極的に活用している」が40.9%だった。
一方で、BIツール活用の課題としては「画面の見やすさに課題がある」(32.8%)や「更新のタイムラグが大きい」(32.3%)が目立った。回答を分類すると、分析の品質に関わるもの、分析にかかる時間に関するもの、知識や人材に関するものなどがみられる。
データ収集の課題としては「データの取得に手間がかかる」(43.4%)や「データがシステムごとに分散している」(32.8%)などの声が多かった。形式の統一など品質に関する不満の他、データ取得の頻度やデータの品質に関わるものもある。
BIツールの導入を検討している、もしくは導入予定はないとした人に「現時点でBIツールの導入に至っていない理由を、具体的に教えてください」と尋ねたところ、「『Excel』などで十分対応できている」が一番多く27.2%だった。他には導入や運用コストが高い、BIツールを扱える人材がいない、ニーズが大きくないなどの声があった。
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