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PC操作ログで「隠れ残業」を防ぐ新サービス提供開始 マネーフォワード勤怠と連携

インターコムは、PCログと勤怠データを照合し隠れ残業を可視化する「MaLionCloud勤怠版/M」の提供を開始した。警告表示や強制終了機能により、IPO準備企業などの労務管理やコンプライアンス順守を支援する。

» 2026年02月03日 07時00分 公開
[後藤大地キーマンズネット]

 インターコムは2026年2月2日、PCログ管理サービス「MaLionCloud勤怠版/M」の提供を開始した。

 マネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウド勤怠」と連携するPCログ管理サービスで、PC操作ログと勤怠打刻データを照合し、表面化しにくい残業の実態を把握できる。労働時間の客観的な記録が求められる労務管理を支援する。MaLionCloud勤怠版/Mはマネーフォワードコンサルティングを通じて販売される。

「MaLionCloud勤怠版/M」機能イメージ(出典:インターコムWebサイト)

 マネーフォワードクラウド勤怠は、従業員の勤怠状況の確認から集計、分析まで対応する勤怠管理システムで、シフト制や裁量労働制、フレックスタイム制など多様な雇用形態に対応する。

PCログと勤怠を照合し「隠れ残業」を可視化

 企業には労働安全衛生法に基づき、客観的な方法による労働時間の把握が義務付けられている。特にIPO準備企業においては、労務コンプライアンスの状況が上場審査の重要な判断材料となる。未払い残業代の発生は経営リスクに直結する要素であり、実態に即した労働時間管理の必要性が高まっている。

 労働時間管理においては、PCのログイン・ログアウト時刻などの操作を記録する手法が有効な対策の一つとされる。打刻時刻との照合によって勤務実態とのずれを確認でき、申告ベースでは把握しにくい"隠れ残業"の実態を把握しやすくなる。

 「MaLionCloud勤怠版/M」は勤怠管理支援に特化したサービスで、マネーフォワードクラウド勤怠のデータとPC操作ログを突き合わせる機能を備える。終業時刻後もPCが稼働する端末には警告表示を出すことが可能で、条件に応じて自動シャットダウンの設定もできる。こうした仕組みにより、コンプライアンスに沿った労働時間管理の実現を後押しする。

 インターコムは今後、MaLionCloud勤怠版/Mの機能拡張や連携強化を進め、企業の適切な労務管理を支援する方針だ。ただし、同サービスでは「MaLionCloud」に標準搭載される情報漏えい対策やIT資産管理の機能は利用対象外となる。

 MaLionシリーズは情報漏えい対策やIT資産管理を支援するソフトウェア群で、クラウド型とオンプレミス型を展開する。「Windows OS」と「macOS」の一元管理や外部デバイス接続監視、メール送受信監視、Webアクセス監視などの機能を備え、勤怠管理システムとの連携による労働状況の可視化にも対応する。

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