セールスフォース・ジャパンは、中堅・中小企業向け製品群を拡充した。少人数で営業や顧客対応、分析業務を回す企業を念頭に、SalesforceスイートへのAI統合、無償のTableau Desktop Free Edition、Slack CRMの国内提供を始めた。
セールスフォース・ジャパンは2026年4月9日、中堅・中小企業およびスタートアップ向け製品ラインアップを拡充した。今回の主な更新は、中小企業向けCRM「Salesforceスイート」全プランへのAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」の統合、無償の「Tableau Desktop Free Edition」の国内提供、そして「Slack CRM」の国内提供だ。
Salesforceスイートでは「Free」「Starter」「Pro」の全プランでAgentforce基盤のAI機能を利用できる。商談内容の自動要約やメール文面の下書き作成などを複雑な設定なしで使えるという。特に注目なのがFreeプラン(Free Suite)だ。これは最大2ユーザーまで無料で利用できるプランで、コストを抑えてCRMやAI活用を始めたい小規模企業には魅力的なものとなっている。
分析面では、Tableau Desktop Free Editionの提供開始が目を引く。同社によると、従来は分析ツールの導入コストや操作スキルの壁が中小企業のデータ活用を妨げていた。無料版ではMicrosoft ExcelやCSV形式のファイルに加え、データベース接続にも対応し、ドラッグ&ドロップで可視化できるという。ローカル環境で動作するため、機密性の高いデータを外部に公開せずに扱える点も、中堅・中小企業には実務上のメリットになりそうだ。
Slack CRMは顧客情報の確認、共有、更新をSlackで進めるための製品だ。SalesforceのCRM機能をSlackに組み込み、案件や顧客対応に必要な情報を、画面を切り替えずに扱えるようにする。Starterプラン(Starter Suite)で提供され、1ユーザー当たり月額3000円から。なお、Slackの「Business+」プランを利用している企業は追加ライセンスの必要なく、最大100人のチームメンバーが共同作業できる。
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