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「IT資産管理」の比較で分かる特徴と違い、失敗しない選び方

IT資産管理の比較に役立つ記事を紹介。IT担当者やITを活用したい企業の担当者向けに製品・サービスの情報把握に役立つ記事をまとめました。

IT資産管理ツールの選び方

導入目的を明確に

 IT資産管理ツールは、企業を取り巻くさまざまな環境変化に対応しながら機能を進化させている。単なる会計資産としてハードウェアやソフトウェアを管理するだけでなく、コンプライアンス強化やセキュリティ対策といった観点からも、IT資産管理ツールがカバーする領域は拡大している。

 IT資産管理ツールの導入に当たっては「自社が最優先で解決すべきリスクは何なのか」を把握した上で、明確な目的を持って臨む必要がある。さまざまな製品が持つ機能やスペックを横並びで比較し、「最も優れている製品はどれか」と検討したところで、自社の目的にあってなければ何の意味もない。

段階的な導入が可能な統合ソリューションを選ぶ

 IT資産管理ツールが持つさまざまな機能を「あれも、これも」と一気に導入を進めるのは目的が不明確になりがちで、あまりお勧めできない。まず「ハードウェア、ソフトウェア管理」のベースを固めてから「アプリケーション稼働管理」を実装し、その後に「操作ログ管理」に着手するといったように結果を出しながら段階的に導入を進めることがスムーズな定着につながりやすい。

 段階的に導入を行う場合にも、異なるベンダーのポイントソリューションを個別最適で集めるのは、機能間連携に問題が出て失敗に陥りやすい。統合ソリューションとして提供されているIT資産管理ツールのモジュールを順次導入した方が苦労は少ないだろう。

「評価版」を有効活用する

 IT資産管理の第一歩として導入したいモジュールが定まったら、まず「評価版」を入手して自社環境で試すことをお勧めする。インベントリ情報を収集するエージェント機能をクライアントPCにインストールしたところ、何らかの不適合が起こってエラーが頻発するといったケースがあるからだ。

 カタログからは読み取れない実際の操作感をつかめるなど、検討過程でしっかり評価版を試すことのメリットは大きい。

サポートサービスの充実度

 IT資産管理は、ツールの導入によって終わるものではなく、そこからが本当のスタートだ。ツールを100%使いこなせるかどうかの鍵は、サポートサービスが握っているといっても過言ではない。定期的なフォローサービスやトレーニングの体制も含め、ベンダーが提供するサポートサービスの内容をじっくり吟味しておきたい。

 以下はキーマンズネットで掲載しているIT資産管理ツールの比較に関する記事だ。導入、運用にぜひ役立ててほしい。