「マーケティングオートメーション」とは　導入の目的、メリットを解説

　MAを実現するツールを「MAツール」と呼ぶ。Adobeによれば、MAツールは以下の領域が得意だ（注）。

• 潜在顧客へのリーチと獲得（見込顧客化）
• 見込顧客のニーズ把握と育成（顕在顧客化）
• 顕在顧客のとの商談（既存顧客化）
• 既存顧客の維持、活性化

　Adobeによれば、MAツールには主に以下のような機能がある。

リード管理機能

　自社Webサイトやランディングページ、メール、セミナーなど、さまざまな接点で得た見込顧客（リード）の情報を一元管理できる機能。

スコアリング機能

　個々の見込顧客の行動に対して重み付けされた点数（スコア）を付与し、案件化の確度を判別する機能。

キャンペーン管理機能

　条件に当てはまる見込顧客に対して、自動的にマーケティング施策が実施されるように設定する機能。

メールマーケティング機能

　メール配信によって見込顧客に働きかける施策を管理する機能。

社内アラート機能

　見込顧客がメール開封や自社サイトの閲覧などをしたときに、営業担当にアラートを配信する機能。

ランディングページやフォームの作成支援機能

　ランディングページやフォームを作成する機能。

自社サイトのパーソナライズ機能

　Webサイトで表示させるコンテンツや広告を、ユーザーの興味や関心に合わせて出し分ける機能。

　その他、CRMやSFAなどの他社ツールとの連携、マーケティング施策の実施結果をまとめるレポーティング機能などを備えていることもあるという。