IT導入完全ガイド
不満の声にベンダーはどう応える? グループウェアお役立ち機能(4/4 ページ)
「○×表」だけで比べない
家電量販店などでよく見られる、性能や機能を比較するための「○×表」は、企業システムのセールスでも使われることが多い。一見すると各ベンダーの違いが一目瞭然に思えるが、この○×表だけを比較基準にすることは危険だ。
ある機能について2つのベンダーの製品ともに「◯」だったとしても、その意味するところやレベルに決定的な違いがあることが多いからだ。単純に◯か×かではなく、機能の深さや他の機能との連携など、◯×では表せないところまでをきちんと比較する必要がある。まずは、自社の業務を良く理解して、自分たちが何を必要としているのかをちゃんと見つめなおしたい。
クラウドベンダーとしての信頼性に注目する
大切な自社の業務データやアプリケーションの管理をクラウドベンダーに任せるのだから、企業としてのベンダーの信頼性をきちんと見極めるようにしたい。たとえ導入担当者が退職したとしても、その後も多くの社員が使い続けるだけに、将来にわたってずっとサービスを提供し続けられるベンダーを選ぶべきだろう。
その際、ベンダーの規模が大きければ安心だとはいえない。大企業の場合も、不採算事業となれば切り捨てるのはよくあることだからだ。
また、データの取り扱い方法についても、ベンダーによって意外と異なる点も忘れないようにすべきだ。例えば、データの内容をスキャンすることを利用規約に書いているベンダーがある一方で、預かるデータの内容を見ることはなくその内容に対しても一切の権利を主張しないことを記載しているベンダーもある。なので、自社ではデータの扱いについてどこまで受けいれられるのかどうかしっかりと判断するべきだ。
クラウド基盤としての信頼性に注目する
前の項目と大きく関連するが、なるべく業務を止めないためにも、どの程度のサービスレベルが保証されているのかをはじめ、データセンターがどこにあるのかなどクラウド基盤として信頼性についても判断基準とするようにしたい。
1つの指標としては、都市銀行や官公庁といった特にサービスの信頼性や安全性に厳しい組織が導入しているかどうかを見ておきたい。また、実際のサービス稼働実績の確認などが可能なサービスを選びたいが、そのサービス稼働実績は基盤レベルなのかアプリケーションレベルなのかによっても違いがあるので注意が必要だ。
実際にサーバそのものが稼働していても、アプリケーションだけが停止してしまうということも考えられるため、サービス稼働実績のレベルもしっかり確認しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
3
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
4
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
5
PHP脆弱性、自社のリスクは? 今すぐできる点検の手順とPHP以外の注意点 無料点検も登場
-
6
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
7
磐田市、財務会計業務への生成AI導入実証 年間590時間、約177万円の削減効果を確認
-
8
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
9
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
10
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー