IT担当者300人に聞きました
データ分析ツールの導入状況(2015年)(3/3 ページ)
分析データ活用の問題点「リアルタイムにデータを扱う仕組みがない」が1位
ここで、データ活用において抱えている問題を尋ねた(図4)。最も多かったのは「リアルタイムにデータを扱うための仕組みができていない」で40.4%だった。以下「データ分析後の活用法を見いだせない」(34.7%)、「大量データを扱える技術者がいない」(34.3%)、「マスターデータマネジメントができていない」(23.9%)と続いた。
既に紹介したように、表計算ソフトウェアを活用してデータ分析を行う場合では、リアルタイムにデータを取り扱う業務には対応しづらい。セルフサービスBIツールを使用することで、「リアルタイムにデータを扱うための仕組みができていない」「大量データを扱える技術者がいない」「IT部門への依頼が多すぎて手が回らない」などの問題は解決されるだろう。
その他、フリーコメントには、「セキュリティが厳しく運用が明確でない」「事業へ生かす全体の仕組みができていない。要求に応じて個別対応している」といった、データ分析を行うための環境が整っていないというコメントや「データの収集・活用を検討する専門スタッフはおらず、総務の担当者が事業報告資料作成のため片手間で実施している」「利用部門に統計など、データ活用に必要な知識が蓄積されていない」など、専任者の人員不足や必要データが欠けていることで、分析や活用を行うことが難しいケースも生じていることが分かった。
セルフサービスBI「導入予定なし」「よく分からない」が6割以上に
最後に、セルフサービスBI導入状況を尋ねた。その結果、「導入済み」が11.5%、「導入予定あり」が2.5%、「直近の導入はないが情報収集中」が16.5%、「予定なし」が69.5%であった。合わせて認知状況を聞くと「よく分からない」が64.3%、「名前は知っている」が27.8%、「詳細、導入効果などを詳しく理解している」が7.9%となった。
現状ではセルフサービスBIの導入率、認知度ともに低い状況だが、現在抱えている問題を解決する術を模索している方が多いのも事実。そこで、直感的に操作できるGUIを採用し、業務部門に所属する担当者が必要な時に直接ツールを操作して分析を実行することができるセルフサービスBIが、分析から活用までの道筋を大きく変化させることだろう。
また、セルフサービスBIには、簡単な質問を投げかけることでグラフの自動生成が可能なもの、気軽にデータ共有ができるもの、モバイル対応を行っているものもあり、高度な分析に要する時間が短くなることは想像に難くない。
このようなセルフサービスBIを検討する際は、製品の守備範囲を正しく理解することが重要であるため、自社の利用用途に最適な製品やサービスを選択してほしい。
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