IT導入完全ガイド
最新ワークフローツールの役割と7つの導入メリット(3/4 ページ)
申請から承認、決裁までのプロセスを短時間化できる
ワークフローツールを導入しても、申請から承認、決裁へと至るプロセスは紙のそれと大きく変わることはないが、IT化することで完了までの時間を短くできる。また、書類紛失や承認忘れなどのトラブル防止にもつながる。
近年ではモバイルデバイスからのアクセスにも対応した製品が増えており、承認者はどこにいても承認作業を行える。紙を上司のところまで持参して承認をお願いしたり、「未決箱」に入れておいたりするような運用とは決裁完了までのスピードが異なるのは明らかだ。なお、スマートフォンからの起票も可能だが、主に承認作業に使われることが多いようだ。
恣意(しい)的な承認フローの運用を排除できる
ワークフローが滞るのは、承認権限を持つ人が外出や出張などで承認作業ができない場合がほとんどだ。その際に他の人が代理で承認することがある。これが「臨機応変」な対応であるとコンプライアンス上の問題を起こしかねない。正当な権限を付与された責任者のみが承認できるようにするには、同じ職級レベルの複数人が承認可能な例外的なフローも定義しておく必要がある。
また、申請書によっては起票者から最終決裁者までが1本道ではないものもあるだろう。例えば、承認者が順番に回覧する必要はなく、一斉に関係者全員に承認依頼を行い全員が承認した時点で決裁とすることもある。また、例えば経費精算のように、3万円以下の申請なら経理部門の責任者が承認するだけでよく、それを超える申請は直属の部長承認が必要だというように条件によって承認フローを変える場合もある。
ワークフローツールを導入する際には、さまざまなケースを想定して業務を整理し、例外的な状況が発生しても確実に処理できるようにしておきたい。そのためには、複雑な承認フローの設計と運用が容易にできるツールを選びたい。グループウェアに付属する簡易的なワークフロー機能では複雑なフロー定義や運用ができず、この点が本格的なワークフローツール導入のきっかけとなることも多いという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Gemini Notebook」になって何が変わった? NotebookLMからの変更点をおさらい
-
2
Googleの自動化ツール「Workspace Studio」×Gemini、4つの業務効率化アイデア
-
3
「AIを盗む」のではなく「AIを動かす」ために Googleが捉えた攻撃者の異変
-
4
なぜ「情シス不在」でもIT化が回る? 39人の町工場が15年かけて見つけた答え
-
5
7歳からのLinux愛好家が、なぜ今「Windows」に? OSの見方が変わった理由:896th Lap
-
6
そのIT資格、これからも評価されますか? 5年のデータで見る「廃れる資格」「化ける資格」
-
7
生成AIで減る作業時間、残る確認と責任 ITエンジニア1265人調査
-
8
ゼロから分かる「Python in Excel」 プログラミング未経験の筆者がデータ分析してみた
-
9
M365 Copilotを配っても「使われない」 でもAI活用が進んだ福島県庁の"逆張り"戦略
-
10
「Copilot、Word文書まとめて」で社内全滅? 勝手に増殖するAIウイルスで大騒ぎ:895th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー