IT担当者300人に聞きました
ファイルサーバの利用状況(2017年)/前編(3/3 ページ)
クラウド型への移行がじわりと広がる
ここで、より課題を深掘りするために、自由記述でファイルサーバへの評価を聞いたところ、「満足」としたグループからは「特別なことを意識せずに使えている」「容量もレスポンスも問題がない」と、機能や容量面で「問題なく使えている」ことを評価する意見が多く寄せられた。
一方、「やや満足とした」グループでは、「メンテナンス負荷が高い」「アクセス権設定を確認しにくい」といった課題が多く寄せられた。
この他、今回のアンケートで目に付いたのが「クラウド型ファイルサーバ」「クラウドストレージサービス」の利用者の声だ。例えば、「クラウド型ファイルサーバにしたことで世代管理ができるようになった」「クラウド利用なのでどこからでも使えるようになった」という意見が複数寄せられている。2016年の調査時には、こうした意見は見られなかったことから、従来型のファイルサーバを何らかのクラウドサービスに置き換え、実際に業務で利用し始めた読者が増えていると推察できる。中には、「クラウドストレージなどの良いサービスがあるにもかかわらず、会社の設備は古いファイルサーバのまま」と、クラウドストレージの利用を望みながらも、導入が進んでいない状況を嘆く声もあった。
クラウド型ファイルサーバやストレージサービスの場合、従来型のファイルサーバにはない機能がある一方で、UIや操作性が大きく変わる場合がある。アンケートでは、クラウド型ファイルサーバのメリットを理解しながらも、利用者からは「エクスプローラーのようなツリー管理ができなくなった」と、従来のファイルサーバとの使い勝手の違いに戸惑う声も挙がっていたことも加えておく。
クラウド型ファイルサーバ、ストレージサービスへの移行ニーズが広がりつつあることが察せられる結果となったが、実際に移行を計画している企業はどの程度あるだろうか。後編では、リプレースの意向や選定時の指針などを見ていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT担当者300人に聞きました
業務課題、注目のITツール……。話題には上るけれど、実際のところはどうなのか。キーマンズネット会員の声で知る、隣のカイシャのIT事情。読者のホンネを紹介します。
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
3
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
4
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
5
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
6
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
7
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
-
8
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
9
Microsoftの“あのキャラ”がまさかの復活? 公式「X」乗っ取り事件の珍騒動:901st Lap
-
10
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー