スイッチ製品「Cisco Catalystシリーズ」を5万円台で投入したシスコシステムズの「Cisco Start」戦略。成功を受け無線LANアクセスポイントを4万円台、x86サーバを25万円台で投入する。
スイッチ製品「Cisco Catalystシリーズ」を5万円台で投入したことで業界にインパクトを与えたシスコシステムズの「Cisco Start」戦略。従業員数100人以下の国内中小企業向けを狙った商品展開の開始から1年半が経過し、国内パートナーも4100社を超えた。新たにCisco Startシリーズのポートフォリオ拡充策が発表された。
今回のポイントは、ワイヤレス製品、サーバ製品の追加のほか、コラボレーション製品「Cisco Spark」、セキュリティ製品「Cisco Umbrellla」シリーズの投入だ。クラウド/オンプレミスを一括してシンプルに購入可能なサービスも提供し、より中小企業向けソリューションに注力する。
まず、Cisco Startのワイヤレス製品群に「Cisco Aironet 1815シリーズ」を追加する。これは11ac Wave2に対応する無線LANアクセスポイントで、無線LANコントローラー(Cisco Mobility Express)を内蔵する。注目すべきは4万円台からという価格戦略だろう。アンテナを内蔵するコンパクト設計で、スタンダードモデル、テレワーク向けモデル、壁掛けモデル、高出力モデルの4タイプを用意する。日本語による簡単セットアップウィザードも標準搭載だ。
また、データセンター仕様のラックサーバを中小企業向けにカスタマイズした「Cisco UCS(Unified Computing System) Cシリーズ」が新しくラインアップに加わった。日本語画面で管理できる本格的なx86アーキテクチャのラックサーバで、豊富な拡張スロット、メモリロット、40Gイーサネットにも対応可能な高拡張性を備えている。価格は25万円台からとなっている。
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