Office 365とG Suite(Google)、どちらの使い勝手がお好き? OneDrive for BusinessとGoogle ドライブの特徴をそれぞれ整理する。
今回はクラウドサービスの発展によりさまざまなサービスが提供されているドキュメント共有(オンラインストレージ)について、「Office 365」の「OneDrive for Business」と「G Suite」の「Google ドライブ」にどのような違いがあるかを紹介する。
以下に簡単な概要比較を記載するが、カタログ値による優劣は参考になるものではないことが多いため、後述の各サービスの特長などを参考に利用する業務スタイルを照らし合わせて考えていただきたい。
クラウド上でドキュメントを共有する一番のメリットは、ファイルに対するアクセスのしやすさが挙げられるだろう。社内のPCで作成したファイルを移動中にスマートフォンで確認できるだけでなく、大容量のファイルであっても簡単に共有できるのだ。
万が一、共有する相手を間違えたとしても、共有権限設定で間違った相手の名前を削除すれば、内容を見られる心配はない。メールでファイルを間違って送ってしまった場合は取り返しが付かないが、この場合は後から共有設定を変更できるため、確実で安全だ。
2つ目のメリットはサーバやストレージに対する運用が不要となる点である。一般的にオンプレミスのファイルサーバを利用する際は、障害の対策としてバックアップをとっていたり、BCP対策でデータセンターを分散配置したりするが、クラウドサービスではサービス提供者側がサーバの運用・保守を行っているため、このような対策の検討は不要になる。
99.9%の稼働率保証がなされていたり、データセンターは常時セキュリティ担当者により運用されていたりと、一般企業では実現しにくい高い信頼性や可用性を享受できることは、運用コスト削減という点で大きなメリットがある。
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