今回はG Suite(旧Google Apps)にどのような便利なアプリケーションがあるのか、使い勝手などを紹介します。
本コラムは2016年2月16日に公開した「今さら聞けない“Google Appsのトリセツ” 〜便利なアプリ〜」を再編集したものです。Google Appsは2016年9月に「G Suite」に名称が変更されています。
G Suite(旧Google Apps)にどのようなアプリケーションがあるのか。Microsoft Officeを思い浮かべると連想しやすくなります。G Suiteは、Officeの中心ソフトである「Excel」や「Word」「PowerPoint」に代わるGoogleのアプリをインターネット上で利用できるようにしたものです(※1)。
上記に加えて、GoogleカレンダーやGmailといったグループウェア(※2)の機能も充実しています。G Suiteを一つ導入するだけでビジネスに必要なさまざまなツールをクラウド環境で利用できるようになるのです。
※1 「Microsoft Office365」のようにインターネット上で利用できるソフトもある。
※2 メール機能やスケジュール管理など、企業や部署内のメンバーの情報を共有したりコミュニケーションを活性化させたりするためのソフトウェア。
G Suiteは「コラボレーション」と「コミュニケーション」を重視しています。コラボレーションは、1つのファイルの閲覧や編集を「複数の人が、同時にアクセスし、リアルタイムに更新」できることを指します。
従来の仕事の進め方は、誰かが作ったファイルをメールで関係者に送信し、それぞれが加筆修正したファイルを返信し、1つにまとめ直すといった余計な工数と時間がかかっていました。G Suiteにこのような非効率な業務は発生しません。同じファイルを同時に閲覧し、その場で修正して終わりです。
コミュニケーションでは、情報共有の簡単さ、レスポンス(応対)スピードの早さといった関係者との連携のしやすさが特徴です。GmailやGoogleカレンダーを使えば、最新の情報をいつでも、どこにいてもチェックできます。作成したファイルは、わざわざメールソフトを介さなくても関係者に一斉配信できます。
G Suiteのアプリケーションには、インターネット上で利用できるだけでなく、同時編集やリアルタイム更新といったビジネスの生産性を高める機能が、これでもかというほど実装されています。
これらの機能はユーザーからのフィードバックを受け、日々進化しています。G Suiteユーザーは、追加費用をかけてバージョンを更新しなくても働き方に合わせた、常に最新のアプリを利用できます。
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