老舗百貨店1万2000人へのG Suite導入 担当者が奮闘した4年間の記録(2/4 ページ)
今まで利用してきたツールとは異なるG Suiteをなぜ選んだのか
今のアナログな企業体質と風土を変えるためには、情報共有やコミュニケーション方法を大きく変えなければならず、グループウェアもそれに合ったものを選ぶ必要があった。候補には大手ベンダーの製品が幾つか挙がった。機能面ではどれも同等の機能を備え、自社にとってどれが良い選択なのか、土屋氏は最後の最後まで悩んだという。
現場からは、今まで使い慣れたツールからストレスなく移行できる製品を支持する声が多く寄せられた。しかし最終的に選ばれたのが、今まで使ってきたツールとは機能や操作性も異なる「G Suite」だった。
「当社が目指すマルチサービスリテイラーを実現するには、今の環境を劇的に変化させなければなりません。それには使い慣れたツールを捨てる必要があったのです。もちろん、機能面などもしっかりと考えていました。G Suiteは、メンバー間の情報共有や共同作業がしやすく、操作も簡単で、現場にもすぐに浸透するだろうという考えがありました。今までとは全く別のツールを使うことになるのですから、もちろん最初のうちは現場からも不協和音があるでしょう。それでも、大きく舵(かじ)を切ることが必要だと考えたのです」(土屋氏)
グループ1万2000人が利用する業務ツールを大きく変えるのは、大きなリスクも伴う。「何か問題が起きたらどうするんだ」というシステム運用チームに対して、「そう考えていたら会社は何も変わりません」と最後までけんかをしながら強い意志を持ってプロジェクトを進めたという。
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