ランサーズは、「働き方トレンドランキング 2020」と「働き方トレンド予想ランキング 2021」を発表した。2020年に特に話題になったものは「テレワーク」、2021年に流行しそうなものは「地方在住型ワーク」だった。
ランサーズは2020年12月16日、「働き方トレンドランキング 2020」と「働き方トレンド予想ランキング 2021」を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で働き方の多様化が急速に進む中、2020年に話題になった働き方や2021年に流行しそうな働き方を、同社が運営するフリーランス向けの仕事マッチングサービス「Lancers」の登録者を対象に調査した。
まず、2020年11月3〜25日に、副業やフリーランスを始めるなど、2020年に働き方を変えたかどうかを聞き、1207人から有効回答を得たところ、副業、転職などをした回答者は4割近くに及んだ。
次に、2020年12月3〜6日に、2020年に話題になった働き方に関する33個のキーワードをランサーズが挙げ、その中から特に話題になったと思うものを選んでもらい、470人から有効回答を得た。結果は、「テレワーク」を選んだ人の割合が最も高く、87.2%だった。次いで「オンライン会議」が56.6%、「副業」が40.0%だった(複数選択)。
同様に、2021年に話題になりそうな働き方に関する16個のキーワード中で特に流行しそうなものを選んでもらうと、トップは「地方在住型ワーク」で、57.7%の人が選択した。
次いで、「オンライン化推進(DX推進)」の32.8%(複数選択)、「ふるさと副業(副業など)」の16.8%が続いた。ふるさと副業は、居住地から故郷の企業で副業をする働き方。ランサーズでは、仕事のオンライン化に伴い場所を問わず働けるようになり、地方に移住するケースが増えたことが要因と分析している。
ランサーズの取締役で、同社の新しい働き方研究所の所長を務める曽根秀晶氏は、「『働き方トレンド予想ランキング2021』で1位となった『地方在住型ワーク』は、時間と場所にとらわれない働き方が広まってきた中で話題になった。企業のDX推進や個人のテレワークがより普及すれば、誰もが場所に関係なく地方でも海外でも仕事ができるようになる。2021年は個人の働き方、そして生き方の選択肢がさらに広がっていくだろう」と述べている。
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