KDDIが事業拡大戦略の実現に向け、基幹システムのモダナイゼーションを進めている。ミッションクリティカルなシステムの更新と拡張のために同社が選んだシステとは。
KDDIが数千万人の顧客向けサービスを支える基幹システムのモダナイゼーションを進めている。
同社は中期経営戦略の事業戦略として、通信を核にDX(デジタルトランスフォーメーション)や金融、メタバース、Web3などを含めて事業拡大を図るサテライトグロース戦略を掲げている。
KDDIは新しい基幹システムとして「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を選んだ。日本オラクル(以下、オラクル)はクラウドパートナーとして、KDDIの事業拡大と収益向上に向けたITインフラストラクチャのモダナイゼーションに取り組む。
KDDIはセキュリティとサービス品質を高い水準で満たすこと、開発アジリティの向上、内製化推進のためのインフラストラクチャ基盤の整備をオラクルの支援を受けて進めるとしている。
OCIの多様なサービスと機能を活用して、データ活用環境の整備やマーケティングの高度化などを通じて収益向上に取り組む方針だ。
KDDIの増田克哉氏(コア技術統括本部 情報システム本部長)は、「変化の激しい事業環境で持続的な成長を遂げるためには、イノベーションの推進が不可欠だ。最新のテクノロジーを導入し、強靭かつ柔軟なITインフラストラクチャを整備する必要がある。OCIの活用により、KDDIのITインフラストラクチャのモダナイゼーションを推進し、事業の成長と拡大を実現する」と展望を語った。
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