自社サービスやアプリケーションに生成AIを組み込む動きが本格化してきた。電通デジタルも、最新の言語モデルの実装に踏み切った。
電通デジタルは2024年6月12日、AI(人工知能)でマーケティング活動を支援するサービスブランド「∞AI」(ムゲンエーアイ)のうち、対話型AIで顧客接点の高度化や業務効率化を支援するアプリケーション「∞AI Chat」(ムゲンエーアイチャット)に最新の大規模言語モデル「GPT-4o」「Gemini 1.5」「Claude 3-haiku」を実装したと発表した。
∞AI Chatは、企業のデータを活用したチャットbotを開発できるアプリケーションだ。作成した対話型AIチャットbotはWebサイトの他、「LINEアカウント」「Microsoft Teams」「Slack」などのコミュニケーションツールに接続できるだけでなく、対話ログを分析することでマーケティング活動におけるPDCAにも役立つ。
∞AI Chatが、OpenAIのGPT-4oと、GoogleのGemini1.5、そしてAnthropicのClaude3-haikuに対応したことにより、AIによる回答の精度や速度、利用コストが大幅に改善され、企業の多様なニーズに対してより多角的な価値の提供が可能となる。
バーチャルヒューマン接続機能や会話ログの分析ダッシュボード搭載など、業務に生成AIチャットを活用できる機能を順次実装する予定だという。
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