IT導入完全ガイド
サービスデスクツールの効果が分かる3つの事例(2/7 ページ)
サービスデスクツールの役割と機能
サービスデスクツールのおさらいをしておくと、基本は常に変化するITシステムの構成を把握した上で(構成管理)、システムアラートやユーザーからの問合せを「インシデント」として起票(チケット発行)して、技術者や機器、ソフトベンダーなどのサポートやサービスへの橋渡しを行ってインシデントの解決(クローズ)までを管理(インシデント管理)するものだ。
システム開発が必要になるような重大インシデントは別プロセスとして管理し(問題管理)、プロセスの中で多少なりとも生じるシステム変更も記録(変更管理)する。新規の追加や改修、バージョンアップなどはシステム利用者や管理者などに影響が生じるのでリリース手順や時期の管理(リリース管理)も重要だ。ベンダーによって管理項目やその呼び方が異なりはするものの、およそこのような管理機能を備えている(図1)。
ツールによって重心の置き方は違う。ITIL(運用管理の国際標準)に準じた合理的な運用管理を行うには、システム運用や変更にかかわる図1のイラスト下部の部分の機能性を高める必要がある。一方、SaaSとして提供されている比較的新しいツールの一部には、イラスト上部の赤色部分の問合せから回答プロセスの合理化に重心を置くヘルプデスクツールに近いものもある。企業の事情に合わせて使いやすいツールを選ぶべきだが、いずれにせよ、ゆくゆくはITILに準拠した管理方法が整備できるような構築やサービス利用を図りたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
2
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
3
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
4
相次ぐ不正アクセス、でもセキュリティ訓練は「やりっぱなし」の悲惨な実態【企業調査】
-
5
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
6
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
7
無料で国産生成AI「Sarashina」が利用可能に APIとチャット機能のベータ版を公開
-
8
ダークWebに流出した認証情報を即通知 ジョーシスが「悪用前」の初動対応を支援
-
9
企業向けAIは「大規模LLM」一択ではない Zohoが重視するコストとデータ保護
-
10
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー