IT担当者300人に聞きました
UPSの導入状況(2015年)(5/5 ページ)
クラウド利用のため不要との声、フロア荷重制限を超えたなどのトラブルも
最後に導入済みの人に「UPS導入で発生したトラブル」と「UPSの課題や悩み」を、未導入の人に「導入しない理由」を尋ねた。UPS導入で発生したトラブルについては、「フロアの荷重制限を超えた」や「電源口形状が違っていた」「1分以上の停電となった際、シャットダウン処理についてUPSごとに動きが異なった」などのコメントが上がった。
重量もネックとなるUPSだが、大型のものを導入する際には設置場所の床耐荷重に注意して導入する必要がある。また複数のUPSを設置する際には、シャットダウン機能の細かな設定がそれぞれ異なる可能性もあるので注意が必要だ。
また、課題や悩みについては「高くて重いにもかかわらずバッテリーは3年程しか持たない」「台数が多くなるとバッテリー交換が煩雑になる。5~6年もつバッテリーが便利だが高価すぎる」「交換時期が分かりにくい。交換バッテリーと本体価格がさほど変わらない」など、バッテリーに関する悩みが特に多く上がった。また、「管理ソフトが別途必要で不便」や「資産管理ソフトで管理できたらいい」といった管理方法の統一化やコスト削減を求める声も聞かれた。
一方、未導入の理由については、「データセンターにサーバを設置しているため」や「重要データは全てオンラインストレージに保存しており、不意の停電時も大きな問題は起きないため」といった外部データセンターやクラウドサービスを利用しているため必要ないというコメントや、「太陽光パネル発電装置を導入してからは充電池にシャットダウンまでの電力を供給するシステム化が行われ、従来設置していた UPS は廃棄した」などのコメントが寄せられた。
UPSは非常時対応に重要な役割を果たすが、多くの不満や悩みが上がっているように、管理、運用しづらい状況が続くようではUPSを利用せず別の方法で瞬断・停電に対応しようとする企業が増えることも予想される。今後はUPSの改良によるバッテリーの軽量化や長寿命化に期待したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT担当者300人に聞きました
業務課題、注目のITツール……。話題には上るけれど、実際のところはどうなのか。キーマンズネット会員の声で知る、隣のカイシャのIT事情。読者のホンネを紹介します。
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「パスキーはワナだ、使うな」にネット騒然 プロが“待った”をかけるワケ:902nd Lap
-
2
今、IT資格を取るならどれ? ランキングに見る「急浮上の資格」と「不動の資格」
-
3
「Gemini Notebook」で始める「AI×自動化」実践ガイド
-
4
大田区、年1000時間の問い合わせを「AI電話」で削減できるか? 実証実験で見えた課題
-
5
PHP脆弱性、自社のリスクは? 今すぐできる点検の手順とPHP以外の注意点 無料点検も登場
-
6
なぜ、突如「PHPパニック」は起こったのか? 緊急メンテ続出の理由とその後
-
7
磐田市、財務会計業務への生成AI導入実証 年間590時間、約177万円の削減効果を確認
-
8
止まらない不正アクセス、広がる情報漏えい 大手企業・公的機関を襲った10事案
-
9
48年も愛された名作CPU「Z80」を、引退に追い込んだ“抗えない事情”
-
10
「言い訳文化」から脱却のNECが足立区に伝授した生成AI活用術とは データ活用“逆算”の鉄則
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー