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CRMトップベンダー3社に聞く、2016年の展望(2/3 ページ)
日本オラクルに聞く、2016年CRM動向
次に紹介するのが日本オラクルだ。同社が提供するCRMは、クラウド型で提供するセールスの「Oracle Sales Cloud」やサービスの「Oracle Service Cloud」、マーケティングの「Oracle Marketing Cloud」だけでなく、SiebelやPeopleSoft関連のCRMソリューションを提供している。話を聞いたのはクラウドソリューション事業部 ソリューション・プロダクト本部 ビジネス推進部 シニアマネージャーの東 裕紀央氏だ。
CRMに関するトレンドについて
多くのお客さまから要望が寄せられているのが、フォーキャスト(予測)の精度をより向上させたいというものです。特にグローバルに展開している企業からの要求が高く、結果が下回るのはもちろん、いい方向に大きく上振れするのも避けたいようで、予測の精度を上げてコントロールしたいという声が多く寄せられています。
そのためには、CRM内にさまざまな情報を蓄積し、分析していくことが何よりも求められます。また、日本の企業が海外進出をするためには、現地の代理店とのチャネルが非常に重要になってきます。その代理店とのリレーションをしっかり構築したいという相談をいただくケースも増えているのが現状です。
最近では、見積から稟議書、契約に至る各プロセスをシームレスに把握したいという声も出てきており、われわれが提供している「Oracle CPQ Cloud」への要望が増えています。同様のソリューションは市販されていますが、グローバルなスケールでソリューション展開しているのはあまりありません。実際にROIを評価すると、年間数億年の削減効果をもたらすケースも少なくないのです。
現在CRMに関しての注力領域について
われわれが提供しているCRMは、Siebelをはじめとしたさまざまな業界のテンプレートを持っており、蓄積されたベストプラクティスをさらに展開していきたいと考えています。また、蓄積されたデータをもっと活用できるようにするために行うBIによる分析を通じて、本当にデータ活用できるCRMの姿を追求していくつもりです。
現状はCRMの領域でもクラウドへの移行が進んでいますが、われわれはSaaSのみならず、PaaSやIaaSなども備えており、業務システムをPaaS上に展開したうえでCRMと連携するなど、基盤としての環境も充実しています。しかも、基本的にはJavaで作られたプログラムですので、開発環境としても十分。オンプレミスとクラウドを自由に行き来できることも強みですので、その強みを生かした提案をこれからも行っていきたいと考えています。
今後の展開について
日本の企業がグローバルな市場に活路を見いだす場面が今後も増えてくると考えられますが、そこでは国際競争力を向上させることが求められます。われわれはグローバルでビジネスを展開しているため、グローバルを目指す企業に対して積極的に支援していきたいと考えています。
また、国内に目を向けると、地方のお客さまがグローバルな市場に展開できるような「地方発世界」のビジネス支援も行っていくことで、地方のお客さまとともにビジネスを成長させていきたいと考えています。特に全国にJavaの技術者が大勢いらっしゃいますので、一緒にビジネスを作っていきたいですね。
もちろんクラウド環境でCRMを提供していることもあり、ぜひ中堅中小のお客さまでも利用できるような環境をこれまで以上に整えていきたいと考えています。大企業に向けては引き続き、中堅中小企業には積極的に展開できる社内体制を整備していく予定です。
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