セキュリティ最初の一歩
2018年、セキュリティの穴は「人」や「プロセス」にある(1/2 ページ)
2017年に日本を襲ったサイバー攻撃についてトレンドマイクロが振り返りを実施。「3つのセキュリティ上の欠陥」が企業に深刻な影響を与えたと総括した。
2017年にはさまざまなセキュリティのトピックスがあったが、中でもランサムウェアの「WannaCry(ワナクライ)」は特筆すべきものとして挙げられるだろう。2017年5月に発見されたWannaCryだが、同年11月末時点において国内検出台数は1万6100台に達し(トレンドマイクロ調べ)、攻撃が収まったとはいえない状態だ。
WannaCryが悪用するのは、SMB v1(SMB 1.0、SMB1)の脆弱(ぜいじゃく)性だ。SMB(Server Message Block)は、LANを通じてファイル共有やプリンタ共有を実現するために使うプロトコルで、そのバージョン1であるSMB v1はWindows 2000のころから採用されている古いものだ。
WannaCryが突いた「MS17-010」以外にも脆弱性が幾つか見つかっており、開発元であるマイクロソフトも2016年9月に使用停止を推奨している。既にSMB 2.0や3.0といった新しいバージョンも登場し、Windows XPやWindows Server 2003といった古いOSを使わなければならないといった事情がない限りSMB v1を使う理由はない。
SMB v1はポート445を通信に使用する。トレンドマイクロは2017年12月に実施した調査を基に、ポート445をインターネット上に露出した機器は国内に5万1649台も存在すると指摘し、「不要なポートをインターネットに露出させる危険性への理解が十分に進んでいない」とコメントする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
2
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
3
今日から始める「AIエージェント」入門 ~Gemini Enterprise編~
-
4
AIエージェントでサイバー攻撃は100倍速に 2026年最新事例から見る防御策とは
-
5
SlackやTeamsで「辞めそうな社員」が分かる? 退職予兆を探るAI登場
-
6
AIの“それらしい答え”、そのまま出していませんか――誤り・著作権・見えない指示への備え
-
7
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
-
8
「閉じた環境」で生成AIをどう使うか 大分市が「庁内だけで使える環境」を構築
-
9
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
10
Javaアプレットは、なぜ今も情シスを悩ませる? 残った業務システムの“延命”問題
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー