2018年第4四半期のトラディショナルPCの出荷台数は、前年同期と比較すると約2割近く増えた。法人市場、家庭市場ともに大きな伸びを見せたが、それぞれの市場で成長を後押ししたものとは何か。
IDC Japanによれば、2018年第4四半期(10月〜12月)の国内トラディショナルPC出荷台数は、法人市場が前年同期比27.5%増の213万台、家庭市場が同6.0%増の109万台となり、両市場合わせて同19.3%増の322万台であった。
2018年通年で見ると、法人市場は前年同期比17.5%増で789万台、家庭市場は同6.4%減の402万台、全体で同8.2%増の1191万台であった。
法人市場の伸びは、「Windows XP」の延長サポートの終了に伴い、2013年から2014年に大量に購入されたPCの買い替え需要が後押ししたと見ている。また、2020年1月に予定される「Windows 7」の延長サポート終了によって、「Windows 10」への移行が本格化し、PCの出荷台数が活発化している。
家庭市場は、2018年12月に実施された「PayPay」の総額100億円ペイバックキャンペーンが高額商品の拡販の契機付けになり、PCもその恩恵を受けたことによるものとIDC Japanは見ている。
2018年第4四半期のベンダー別市場占有率(出荷台数ベース)は、1位が43.9%、2位が14.9%、3位が14.5%、4位が6.8%、5位が6.3%と続いた。
2018年通年のベンダー別市場占有率(出荷台数ベース)は、1位が42.2%、2位が14.6%、3位が13.6%、4位が8.3%、5位が6.2%であった。
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