“積ん読”をAIが読み解く オライリーなど英語書籍10万冊以上にGeminiが対応
Google Play Booksで購入した電子書籍を、AIの資料として利用できるようになった。内容について質問できるだけでなく、クイズや音声解説も作成できる。一方、対象書籍や共有時の利用には条件がある。
電子書籍を買ったものの、読み返したい箇所が見つからない。内容を仕事に生かしたくても、必要な部分を探して整理するだけで時間がかかる――。そんな本の読み方が、生成AIによって変わろうとしている。
Googleは2026年9月17日、「Google Play Books」で購入した一部の電子書籍を「Gemini Notebook」の資料として使える機能「Expert Intelligence」が、「Google Workspace」でも利用可能になったと発表した。
買った本がAIの「専用資料」になる
Expert Intelligenceは、購入済みの対応書籍をGemini Notebookに追加し、その内容についてAIに質問できる機能だ。回答は書籍の本文を根拠に生成され、参照した箇所を確認できる引用も示される。単に本を要約するだけではなく、書籍の内容を基に、インフォグラフィックやクイズ、学習ガイド、音声解説なども作成できる。自分が用意した資料と書籍を同じNotebookに入れ、両方を参照させることも可能だ。
提供開始時点では、Penguin Random HouseやO'Reilly Media、Macmillan Publishersなどの大手出版社が提供する10万冊以上に対応する。ただし、対象は出版社が利用を認めた一部の英語電子書籍に限られる。対応書籍はGoogle Play Booksの商品ページにある「Tools」から確認できる。以前購入した書籍も対象に含まれるが、利用者自身がGoogle Play Booksへアップロードした電子書籍は対象外だ。
本を共有しても、AIで“ただ読み”はできない
Gemini Notebookでは、作成したNotebookを他のユーザーと共有できる。ただし、購入した電子書籍を資料として含む場合、共有相手も同じ対応書籍を購入していなければ、その本についてAIに質問したり、コンテンツを生成したりすることはできない。
Googleは書籍の所有を確認する仕組みによって、著者や出版社の権利に配慮した。AIに本を読み込ませながら、Notebookの共有を通じた実質的な“ただ読み”は防ぐ設計だ。
同機能は、Google WorkspaceユーザーとWorkspace Individualの契約者、個人のGoogleアカウントで利用できる。企業で利用するには、管理者が「Gemini Notebook」「Google Play」「Google Books」を有効にする必要がある。
2026年9月時点では英語書籍のみだが、日本語書籍にも対象が広がれば、専門書を使った社内研修や資格学習、業務上の調査にも影響しそうだ。積んだままの専門書をAIと一緒に読み解く使い方も現実的になりそうだ。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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