IT担当者300人に聞きました
バックアップツールの導入状況(2014年度)(3/5 ページ)
リストア時にスムーズな運用ができる「フル+差分バックアップ」が主流
続いて、バックアップツールを「導入済み」と回答した方に、「導入目的」「バックアップ形式」「バックアップに必要な機能」を尋ねた。「導入目的」については、「障害時のリカバリー」が92.0%、「事業継続・災害対策」が65.3%、「バックアップにかかる運用負荷削減」が21.0%、「その他」が1.1%だった。その他と回答した人からは、「企業間訴訟時に備えて情報を保存するため」という声も挙がった(図2-1)。
「バックアップ形式」では、「フルバックアップ」が19.2%、「フルバックアップ+差分バックアップ」が68.4%、「フルバックアップ+増分バックアップ」が12.4%という結果となり、差分バックアップの利用率が高い傾向が見られた(図2-2)。
差分バックアップは、リストアの際に増分バックアップより手間がかからず、復旧の時間も短縮できることが主なメリットとされる。予期せぬ事故などでデータ復旧が必要になった際に、いかにスムーズかつ迅速にリストアできるかが企業にとっては重要な選定ポイントだ。
また、「バックアップに必要な機能」では、1位は「スケジューリング機能」で76.3%、2位は「差分バックアップ機能」で65.9%、3位は「ジョブ管理機能(監視機能)」で50.9%、4位は「簡単リストア機能」で49.1%、5位が「仮想環境でのバックアップ機能」で37.6%という結果となった(図2-3)。
3年前の同アンケート結果と比較すると、1位~4位の順位に変化はなかったが、前回9位で28.6%だった「仮想環境でのバックアップ機能」が、今回は37.6%と約10ポイント増加し5位にランクインしており、前回5位で46.1%だった「集中管理機能」については、9位で26.0%と約20ポイント減少した。ここ3年間で、仮想環境への移行が進み、バックアップツールの集中管理機能を不要と考える企業が増加したものと推測される。
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