プロセスマイニングとは? RPAとの関係、効果、製品選定や運用のポイント(3/4 ページ)
プロセスマイニングツールを選定する際のポイント
日本においては、まだプロセスマイニング自体の認知度が高くないため、現時点で選べる製品・サービスはさほど多くない。しかし幸いなことに、プロセスマイニングの本場である欧州で人気のあるメジャー製品は入手できる。それらの製品を、システム規模別に簡単に紹介してみたい。
大手企業向け
既に何度か登場したmyInvenioは、大手企業での本格的な利用に向けて開発された製品だ。欧州で最も人気があるプロセスマイニング製品の1つで、その機能は全てクラウドサービスとして提供される。(オンプレミスも可能)日本国内においては、ハートコアが総合代理店を務め、日本語版の販売やサポートを手掛けている。また、ドイツのソフトウェアベンダーであるCelonisが開発・提供する「Celonis」も、大手企業向けプロセスマイニング製品として広く知られており、急速にユーザー数を増やしている。
大手向け製品は、先ほど紹介した適合性検査をはじめとする高度な機能を基本的に実装しており、大量のイベントログデータを処理できるだけの高い性能を備えているのが特徴だ。その分、導入と運用にはある程度のコストがかかる。
中堅・中小企業向け
中堅企業向けのプロセスマイニング製品としては、ドイツのLana Labsが開発・提供する「LANA Process Mining」という製品が知られている。日本市場においては、リグリット・パートナーズが自社のコンサルティングサービスの一環として、同製品を用いたプロセスマイニングを提供している。
また中小企業向けの製品としては、オランダのfluxiconが開発する「Disco」が多くのユーザーを獲得している。月額数十万円と、他の製品・サービスと比べ低コストで利用できるが、機能は現行業務プロセスの可視化にほぼ特化されており、適合性検査などの機能には制限がある。
プロセスマイニングを適用する業務やシステムの規模や予算によって、自ずと選ぶ製品やサービスが決まってくるはずだ。安い製品であれば機能も限られるため、あらかじめ自社で実施したい分析の範囲を明確に定めた上で、必要な機能をカバーする製品を確実に選びたい。
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