セキュリティ強化塾
パスワードは定期的に変更すべきか(1/4 ページ)
これまでのパスワード管理の常識はもはや過去のもの。パスワードの定期更新はリスクを高めるだけだ。
ITシステムを利用するに当たり、パスワードを1つも使っていないという人はほとんどいないはずだ。だからこそ「月に一度、定期的に新しいものに変える」「推測できるような簡単なものは使わない」といったパスワード管理が語られてきた。だが、これまでのパスワード管理の常識はもはや過去のもの。パスワードの定期更新はリスクを高めるだけだ。
2018年もスタート「STOP! パスワード使い回し!」キャンペーン
私たちに最も身近なセキュリティのトピックスといえば「パスワード」だろう。スマートフォンやPCを利用するに当たり、パスワードを1つも使っていないという人はほとんどいないはずだ。パスワードはサービスやシステムを利用する上で、「あなたがあなたである」ことを証明するためのものだ。
つまり、あなたの記憶が「認証の鍵」となる。万が一、あなた以外が鍵を奪って悪用した場合、サービスやシステムはあなたではない誰かを認証せざるを得ない。
Webサービスが攻撃され、IDとパスワードの組み合わせが漏えいする事件が相次いだ。報道されて明らかになる事件だけでなく、パスワードが盗まれたことすら気付けないケースもあるだろう。
複数のサービスで同じパスワードを使い回していればどうなるか。悪意がある者は、いずれか1つのサービスから漏れたIDとパスワードの組み合わせを使って、手当たり次第に他のサービスへのログインを試みる。結果、「正規の方法」で不正ログインを許すことになる。
これが、JPCERTやIPAが毎年「STOP! パスワード使いまわし!」キャンペーンを実施して啓発を続ける大きな理由だ。
あなたが利用するサービスを数えてみてほしい。クラウドサービスなども含めれば、数十のサービスを当たり前のように利用する人もいるだろう。果たして、利用サービスの数と同じだけの異なるパスワードを準備し、全て記憶できるだろうか。恐らく多くの人にとって、「パスワード管理の面倒くささ」パスワードを使いまわすリスクを上回っている。
今回は、パスワードに関係する最新トピックを紹介しよう。パスワードに関連するリスクを把握することで、対策の必要性を考えてもらいたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ソニー子会社、M365環境にあえて「Gemini」を導入 システムを競合させない工夫とは
-
2
【対談】「ひとり情シス」は悪ではない 担当者が辞めても「回る情シス」の作り方
-
3
“脱・C言語”を狙う開発者が「Cの代替言語を作っても失敗する」と断言するワケ:894th Lap
-
4
現役情シスに思い切って聞いてみた 「ぶっちゃけ、今なにが一番しんどいですか?」
-
5
セキュリティ対策ゼロでSaaS導入? 役員もドン引きした「ヤバすぎる稟議」
-
6
ANA、「Google Meetでいいのでは?」と言われても、自社開発の議事録AIにこだわった理由
-
7
取手市、生成AIを「使わなくてもいいよ」でまさかの定着成功 その以外な効果とは
-
8
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
9
「AIコーディングで高速開発」が、なぜ企業の弱点に? 開発部門のAIとの付き合い方
-
10
草加市がオンプレミス型生成AIを導入 個人情報を扱う業務への活用を拡大
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー